朝起きてテレビつけたら気象庁がなんか言ってたから考えてみたって話
北海道で地震が起きたんですね。
テレビつけたら気象庁がでてたのでまた台風か?と思っていたら北海道で震度6強の地震がおきたとテロップがでてました。私は2016年の熊本地震のときに現地にいました。あのときが震度6強でしたから、同じような状況だと認識しています。
避難経路が確保されているのであれば速やかに非難してほしいところです。だいじょうぶ、命が守れればあとはなんとかなります。自分や家族の命を最優先に考えてください。揺れが未明だったこともあり、ほとんどの方が寝ていたでしょうからさらに怖かったとおもいます。
熊本地震のとき長期出張で会社が借りてたレオパレスにいましたが、21時ぐらいだったので普通に起きてビール飲みながら過ごしていたところでした。激しい縦揺れのあと、横揺れが結構長い間続いて恐怖でした。いつまで揺れるのか分からないんですよ。いつ終わるか分からない揺れは恐怖でしかなかったです。最初はびっくりなんですよ、揺れが長いとおいおいおい!いつ止むんだよっ止まってくれってずっと思っていました。
人知の及ばない自然災害はもう祈るしかないですから。
幸いケガもなかったんですが、すぐに福岡の嫁から電話がありました。福岡も震度3ぐらいあって結構揺れたようで私は家族の方が心配でした。とりあえず水も電気も止まってなかったし、どうしようか迷いましたがそのまま寝ました。このマンションが壊れるぐらいの揺れが来たらどっちみち終わりだなとそのときは思った。同じく熊本に出張で来ていた後輩からはなんで避難しないんですか!?信じられない!と言われました。いま思えばそうですね(笑)
次の日、外にでたら結構古い家とかがつぶれたり傾いたりしていました。
マンションが頑丈でよかったです。
会社からの連絡はありませんでした。このときに今まで20年近く務めてきた会社でしたが、何のケアもない会社に不信感いっぱいになりましたね。口では社員は宝だとか、社員のケアをうたっている会社でしたが、有事の際に何もできないしないことを知って社長は口だけだったなぁと思い知りました。私は出張で熊本に来た身だったのでまだ福岡に帰ればいいんですが、熊本在住の社員の方は家の家具が壊れ皿も全部割れたりしたのに何の支援もなしには驚きました。
いやさすがに他人事もいいとこでしょ。
次の日の朝、福岡で呑気にしている上司(課長)に「福岡に帰らせろ」って言ったら「なぜ?どういうことだ」と言われましたね。もうね、説明するのもあほらしかった。「部下の命もかかっているから福岡に帰らせろ」って支店長に言って強引に福岡に帰りましたね。
しかしこの選択は正解でした。
翌日これよりも大きな揺れがありましたからね。のちにこの二日目の地震が本震だったということになったぐらいです。それから一か月ぐらい経ってから同じマンションに行きましたが、家具が移動しているし壁はヒビ入っているし。すぐにでも福岡に戻りたかったですね。熊本に再度行ったのが5月のGW明けでそれからまもなく転職活動をはじめました。出張先だったので大変でしたが、こんな会社早く辞めたほうがいいという気持ちが大きかったです。福岡で有事の際にどうなることかわかったもんじゃないですから。もともと帰属意識はあまりあるほうじゃなかったのですが、地震に限らず台風やら大雨やらが起こった際には会社にどうやって行くかいつ行くかなど考えることは全くなくなりました。自分や家族のことを考えることが先ですから。
北海道の地震の被災者の方々、有事の際にこそ会社の本性が見えます。
私の同僚の家族の方で被災しPTSDになった方もいらっしゃいます。前の会社はその社員・家族に何のフォローもありませんでした。会社は社員の家族も背負っています。それなのに家族に対してなんのフォローやケアもしない、給与払っているだろというような無責任な会社はろくでもない会社です。すぐに辞める、転職を考えるべきです。
務めている会社は家族の命運を預けても大丈夫なところですか?
おわりー